NouveL'ecrin は、現在準備中です。
2021/06/12 12:00
こんにちは!Plath Baseショップ運営の中村です。
今日は[nouveL'ecrin]「ヴィエノワ」のご紹介です。

またまたお菓子の名前のお話になってしまいますが、ヴィエノワとは「ウイーンの」という意味。
そもそもしっかり意味通りの名前をお伝えしようと思ったら「サブレ・ヴィエノワ」になりますが、
ヌーベレカンでは呼びやすいように「ヴィエノワ」に短縮させていただいています。
ウイーンと言えば音楽の都、オーストリアの首都です。
モーツアルトやベートーヴェン、シューベルトなどが活躍したことからこういった印象がありますが、
現代では意外とベルギーのブリュッセルに次ぐ様々な国際機関本部の集積地にもなっています。

なんにせよ日本人の私たちからすればちょっと優雅な印象の都市、
マリーアントワネットが過去暮らした場所、っていうだけできらびやかな社交界やら宮殿やらが思い起こされます。
「パンが無いならお菓子を食べればいい」っていうくらいですから、ある意味お菓子作りが盛んだったのかもしれません。
(マリーがこの発言をして物議をかもしたのは、きっとフランスに嫁がれてしばらくたってからだとは思いますが 笑)
「ウイーン風の」という意味でもありますし、
そんな時代のさなかで生まれたかどうか、そもそも本当にウィーン発祥なのかもわかりません。
でも、口金で絞り出したクッキー生地が美しい模様を描く、とっても華やかな見た目の可愛らしいお菓子です。
画家のゴッホが日本にあこがれたように、ウイーンにあこがれたどこかの国のパティシエが作り出したのかもしれません。
外部から解釈したものこそ、意外にもその国や文化を象徴的にわかりやすく伝えてくれることもあります。

サクサクっとしたクッキーに、甘酸っぱいストロベリーチョコレートのコーティングがポイントですが、
チョコにディップされたヴィエノワは一般的ではありません。
うちのパティシエはウイーンに対して少し可愛らしい解釈をしたようです。笑

ゆったりした午後のティータイムにお一ついかがでしょう。
アフタヌーンティーセットに加えてあげればテーブルコーディネートが一段と優雅なものになりそうですね。
ローズヒップやハイビスカスを使ったハーブティーと一緒に食べてもマッチしそうです。
是非一度、お試しくださいませ。

ちなみに、連日真夏日が続いておりますが、
Plath BASEショップではパティスリーで作られたお菓子すべて、冷蔵便でお届けしております。
せっかく綺麗にコーティングされたチョコも溶けることはありませんので、どうぞご安心ください。